アニサキスチェッカーのお問い合わせで、よくご質問を頂くことがあります。
シュードテラノーバも見つけることが出来ますか?
結論から申し上げますと、申し訳ありませんが
シュードテラノーバはアニサキスチェッカーでは蛍光発光いたしません。
食中毒でアニサキスはよく聞きますが、一方、聞き慣れないシュードテラノーバ。
両者の違いを解説していきます。
種類 | アニサキス | シュードテラノーバ |
色 | 半透明白色 | 茶褐色 |
大きさ | 体長2センチメートルから3センチメートル位 | アニサキスより太くやや大きい |
寄生場所 | 主に内臓表面だが、筋肉にも寄生する サケやマスでは腹部の筋肉内に多く見られる |
内臓や筋肉に寄生する |
特徴 | 渦巻き状になっていることが多い また半透明粘膜の袋(シスト)に入っているものもある |
アニサキスと異なり、渦巻き状にならない |
人への影響 | ヒトの胃や腸壁に侵入し、多くが8時間以内に、主に激しい腹痛を生じます吐き気、おう吐、ジンマシンなどの症状を伴う場合もあります。 | ヒトの胃や腸壁に侵入し、2時間から10時間後に激しい腹痛や吐き気、おう吐、じんましんなど、アニサキスと同様の症状を示すことがあります。 |
寄生主 | サバ、サケ、カツオ、ニシン、スルメイカ、イワシ、サンマ、ホッケ、タラ、マス | アンコウ、タラ、オヒョウ、イカ、メヌケ、ホッケ、マンボウなど |
見つけやすさ | 半透明で同化して見えにくい 渦巻き状で寄生しているため見えにくい |
茶褐色でアニサキスより大きいので見つけやすい |
※東京都福祉保健局 東京都の食品安全情報サイトより
学名はどちらも「アニサキス科」ですが
アニサキスは「アニサキス属」、
シュードテラノーバは「シュードテラノーバ属」で兄弟みたいのものです。
兄弟のため、アニサキス同様に誤って食べてしまうと
ヒトの胃や腸壁に侵入し、2時間から10時間後に激しい腹痛や吐き気、
おう吐、じんましんなど、アニサキスと同様の症状を示すことがあります。
しかし、アニサキスと比べてシュードテラノーバは
茶褐色でアニサキスより大きいので見つけやすいと言えます。
筆者もホッケの身に潜んでいたシュードテラノーバを目撃したことがありますが
茶褐色で大きいため、肉眼で判別しやすいと思いました。
一方、アニサキスは肉眼では判別しにくいです。
以下はサケやマスでは腹部の筋肉内に潜んでいるアニサキスの動画です。
肉眼では蛍光灯の下でも、アニサキスが見えにくいですが
アニサキスチェッカーを使うと、はっきりと見つけることが出来ます。
アニサキスチェッカーがあれば、一目瞭然でアニサキスを発見することが出来ます。
これは警察の科学捜査で利用される技術ルミネッセンスを利用して、肉眼で見えにくいアニサキスを発光させているのです。
アニサキスチェッカーの特殊な波長、紫外線強度が高い、バンドパスフィルタによる可視光カットの3つの技術が可能にさせました。
ヘッドバンドに装着すれば両手フリーで魚介類を調理しながらアニサキスを簡単に見つけることが可能です。
いちいち機械に入れて確認したり、重たい機器を持って魚介類に照射させたり、作業性も非常に良くなります。
そして、何より安い。税込み30,000円です。
たった30,000円でアニサキスによる食中毒のリスクを回避出来ます。