紫外線と低濃度オゾンを活用したSim-Rで空気を清浄化
紫外線除菌は古くから研究されており、医療機関や食品工場で除菌灯として利用されるほか、身近なところでは理髪店でハサミ等の除菌目的で利用されております。この紫外線除菌灯から放射される紫外線は波長254nm付近であり、ウィルスや菌の不活化に広く用いられてきました。紫外線除菌原理は、ウィルス及び菌内の遺伝情報をつかさどる核酸(DNA又はRNA)に紫外線が吸収され、核酸を損傷し、正常な代謝・増殖機能を失活させることです。紫外線除菌はほぼ全てのウィルス・菌に効果があります。次にオゾン除菌の原理は、ウィルスに対しては核酸や外套蛋白を酸化することで失活、菌に対しては細胞壁脂肪酸を 酸化・溶菌により失活させます。紫外線が不得手とする影になる部分であっても、オゾンは気体のため効果があります。
これらを適切に組み合わせて併用するSim-R(Sterilize indoors with multi-technology & removal)技術は、紫外線と低濃度オゾンの単独使用に比べ、より高効率に空気を清浄化します。
Sim-Rで太陽光の1,600倍の除菌作用
(図1)除菌効果の波長特性に示す通り、除菌に最も有効な波長は約260nmにあります。一方で、例えば400nm付近では最 大値のわずか0.01%ほどしか菌に作用することができないため、ほとんど意味がありません。同じ紫外線でも波長のど の部分を利用するかが極めて重要になります。約260nm付近の紫外線による除菌力は、直射日光にも含まれている波長 350nmの紫外線の約1,600倍にも達します。フォトン消臭器totteは(図2)に示す通り254nmの波長で除菌を行うた め、各種病原体へ極めて高い効果を発揮することができます。また、185nmで発生させる低濃度オゾンに紫外線を照射 することで病原体へより高効率に作用することが可能です。(機内で瞬間的に反応処理されます)
※内藤茂三:オゾン・紫外線による微生物制御、日本食品微生物学会雑誌
Jpn.J.Food Microbiol.,12(2),105-113,1995
Sim-Rは紫外線&低濃度オゾンのWアタックで、
効率病原体の除菌・失活を行う優れた技術です。
よくある紫外線除菌装置は、JIS基準を満たさないため使用できない場合がありますが、
totteはその特殊な構造で多様な場所でご利用が可能です。※1
実際の利用イメージを動画でチェック!
取扱い説明動画
メンテナンス動画
totte 除菌灯の除菌力試験結果
インフルエンザウイルスは6.6mJ/ m²の除菌線量で90%の除菌率が得られることが知られており、その計算式に基づいて 算出したのが表1のtotte除菌灯の除菌力試験結果です。
お部屋の種類 | 面積(㎡) | 容積(㎥) | 90%除菌時間 (分) |
99%除菌時間 (分) |
99.9%除菌時間 (分) |
---|---|---|---|---|---|
シングルルーム | 10 | 25 | 19 | 38 | 57 |
デラックス シングルルーム |
13 | 32.5 | 25 | 50 | 75 |
ダブルルーム | 15 | 37.5 | 29 | 58 | 86 |
ツインルーム | 20 | 50 | 38 | 77 | 115 |
※インフルエンザウイルス死滅させるために必要な紫外線照射量6.6mJ/cm2をtotteの紫外線254nm強度から算出。参考文献 Kaufman, J.E, IES Lighting Handbook 5th Ed., 1972
※フォトン消臭器totteの紫外線波長254nmの機外における照射光量 (93mW / cm2)基に循環除菌計算で算出。測定機器:浜松ホトニクス(株)社製紫外線積算光量計C9536 H9535 SERIESで測定。
製品仕様
サイズ(WxHxD) | 270mmx150mmx200mm ※突起物は含まず |
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消費電力 | AC100V 50/60Hz 52W |
コード長さ | 1.8m |
推奨使用環境 | 0~35℃ ※結露なきこと |
ファン風量 | 50Hz 324m3/h 60Hz 374m3/h ※ファンカタログ値より |
製品質量 | 約3.1Kg |
ランプ | UVCランプx2本 |
パッケージ内容 | totte本体、取扱説明書(保証書付き)、電源コード |
※ページ内の比較に関しましては同様程度のサービスを提供している他社と比較した結果を表記しています。(当社調べによる)