なぜアニサキスの食中毒が急増しているのか?
魚介類に寄生し、激しい腹痛を引き起こす「アニサキス」による食中毒。
2021年度の病因物質別食中毒発生状況ではアニサキスは344件でしたが
2022年度は10月時点で、347件と去年の件数を既に超えてしまいました。
しかし、これはあくまでも保健所に届けられたケースのみ。
病院で内視鏡で検査を行い、アニサキスが摘出された場合です。
休日や深夜など病院が休みの場合もあり、そう簡単には内視鏡のある病院には行けるとは限りません。
相撲の横綱白鵬関は静岡県焼津市で生のカツオなどを食べ、その後すぐにアニサキス症と見られる間歇(かんけつ)的な痛みが襲ってきたそうです。
そこで白鵬関が敢行したのは、空腹状態でウイスキーを飲み、痛みを消すという荒業。
アニサキスはアルコールでは殺菌できないと言われている。それでも痛みがなくなったというのは事実。
優勝42回を誇る大横綱の荒療治に、もしかしたらアニサキスも恐れをなして退散したのかもしれない。
このように、我慢したり、自力で治すひともいるので、アニサキスの被害に遭われた方は氷山の一角と言われております。
国立感染症研究所の杉山広 客員研究員のグループ が診療報酬明細書のデータをもとに患者の数を試算したところ、厚生労働省に報告された50倍以上の年間およそ2万人にのぼるとみられることが分かりました。
杉山客員研究員は「輸送技術が発達し、アニサキスの原因となる魚が流通するようになったほか海流の影響などの変化によって増えたのではないか」と話しています。
また、熊本大学の浪平隆男准教授も
「水産業界の方が言うには、(寄生している)魚種が拡大している。今、海に住んでいるもので、アニサキスがいないものなんていないのではというぐらいまで、言われるようになっている」
アニサキスが寄生している代表魚サバ、イワシ、カツオだけではなく、スーパーで売られていたヒラメの切り身や、キンメダイ、ブリの刺し身を食べた人が食中毒となりました。
これも浪平隆男准教授が指摘している、アニサキスが多種多様の魚に寄生している表れではないでしょうか。
何故、アニサキスの件数が増加しているのでしょうか?
専門家の方によると、クジラが急増しているからではないかとの見解のようです。
アニサキスはクジラが最終宿主です。アニサキスのゴールは、クジラに食べられてクジラの中で寄生するために、生きている生物なのです。
クジラが圧倒的に増えている理由は、色々考えられると思いますが、捕鯨を規制する世の中の流れだからではないでしょうか。
年々アニサキスによる食中毒が急増しているのも因果関係があると思います。
まず、クジラの餌(えさ)となる魚がアニサキスの卵を食べ、その魚の体内で、アニサキスは幼虫になります。
そして、その魚を、クジラが餌として捕食。アニサキスはクジラの体内で卵を産み、クジラから排出された卵を、また魚が食べるという連鎖が起きています。
専門家は、クジラの絶対数が増えたことが、アニサキスの数が増えている要因ではと分析します。
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