新型コロナ感染症にオゾンが効果的と発表され、オゾン発生器の関心が高まっています。
実際にオゾンには殺菌効果があり、昔から殺菌利用で使われております。
Amazonでは10,000mg/hrのオゾンが発生する機械も1万円前後で売られております
Amazonレビューなどを見ると新型コロナ対策で、オゾン発生器を購入される方も増えているようです。
知識の無い一般人が、このような高濃度オゾンを発生する機械を使って事故が起きないのか疑問に感じます。
何故ならば、高濃度オゾンを扱いこむと人体に有害だからです。
私達も業務で高濃度オゾン発生器を使用しますが、その場合は防毒マスクを装着し、何十万円もするオゾンセンサーを使いオゾン濃度を測定しながら使用します。
高濃度オゾンは危険だからです。
経験者だからこそ、オゾンの危険性をよく熟知しております。
このデーターはオゾン濃度500mg/hrのオゾン発生器と当社のフォトン消臭器totteのオゾン濃度を比較したものです。
条件は容積26.25m3(2.5 m×3.5m×3.0 m) 部屋の中で 実際のホテルの換気回数約4回/hr98.26m3/hr)の条件。 室温 25℃、湿度50%においてオゾン濃度測定器:荏原実業製EG-3000F/R2を使用しました。
1時間後のオゾン濃度は2.48ppmまで上昇。
500mg/hrのオゾン発生器でも人体に影響の与える濃度にまで上昇します。
これが10,000mg/hrもあれば、どのような事になるか・・・
高濃度オゾンの危険性が知られているのに、Amazonで簡単に高濃度オゾンを発生する商品が購入出来ることに非常に違和感を感じます。
何でも規制、規制では窮屈になるだけですが、せめてメーカーや販売者として、高濃度オゾンの危険性を説明する義務があると思います。
利用者が安全に使えるように、適切な使用方法を説明する義務があると思います。