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アニサキスが身に埋まっている現象

アニサキスが身に埋まっている現象があります。

厚生労働省のホームページでは

「寄生している魚介類が死亡し、時間が経過すると内臓から筋肉に移動することが知られています。」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html

と記載がありますが、これは事実ではない場合があります。

 

先日、神奈川県走水にアジ・サバを釣りに行った時に、生きたサバを船上で捌きました。

すると、身から多数のアニサキスが発見されました。

もちろんアニサキスチェッカーで検査しました。

 

 

生きたままでもアニサキスは身に移動します。

新鮮なうちに内蔵を取り除いたとしてもアニサキスの対策にはなりません。

これはまだ研究例が少ないようですが、魚が海で泳いでいる時も

魚の身にアニサキスが移動しているようです。

内臓に寄生するのは大半ですが、身に埋まっているアニサキスを見つけるのは容易ではありません。

しかし、アニサキスチェッカーがあれば、身に埋まっているアニサキスも

写真のようにはっきりと検出することが可能です。

アニサキスは白い半透明の糸状に見えるので、魚の身の中に入ってると魚の筋と見間違えて食べてしまう可能性があり、刺身は注意が必要です。

アニサキスによる食中毒(アニサキス症)の症状は?
◆ 急性胃アニサキス症
食後数時間後から十数時間後に、激しいみぞおちの激しい痛み、むかつき(吐き気)、嘔吐を生じます。
◆ 急性腸アニサキス症
食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。

※ 激しい腹痛があり、アニサキスによる食中毒が疑われる場合は医療機関を受診

※ 大半が急性胃アニサキス症

アニサキス幼虫が胃壁に刺入して生じる急性胃アニサキス症は、食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。
アニサキスの幼虫が腸壁に刺入して生じる急性腸アニサキス症は、食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。
その他、アニサキス幼虫が胃壁等に刺入しない場合でも、アニサキスが抗原となり、じんま疹やアナフィラキシーなどのアレルギー症状を示す場合があります。

アニサキス幼虫に対する効果的な治療薬はありません。
なお、治療法に関しては、胃アニサキス症では胃内視鏡検査時に胃粘膜に穿入する虫体を摘出します。腸アニサキス症では対症療法を行い、場合によっては外科的処置が施されます。
また、アニサキスアレルギーに対しては、アレルギーに関する対処療法を行いますが、アナフィラキシーの場合、緊急に医療処置を行う必要があります。

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