先日、ヤフーニュースでアニサキスを電流で一瞬で死滅させる技術が紹介されておりました。
その方法とは、パルスパワーという技術によって瞬間的に1億ワットの電流を水槽内に流してアニサキスを死滅させるようです。
電流を流す時間が短いため魚の温度上昇を抑え、鮮度を落とさずに刺し身を安全に食べることができるとのこと。
実験では、アニサキスを仕込んだ千匹分のアジの三枚おろしにした後、塩水が入った大きな水槽に入れ、大電流を流し、千匹分のアジに寄生していたアニサキスを全てを殺すことできたようです。
つまり、塩水の水槽内にアニサキスが潜んでいそうな切り身を入れて、その水槽内に高電流を一瞬流で死滅させる。アニサキスを一網打尽です。
アニサキスもたまったものじゃありません。
今までは目視でピンセットで摘んで処置していましたので、作業効率は大幅にアップしますし、見逃しのリスクも軽減します。
ニュースを見て気になったことは装置のサイズと価格です。工場のような加工場は良いですが、スーパーマーケット等の魚介類の加工場は狭い箇所が多く、とてもじゃないけど巨大の装置を置くスペースはありません。
また、飲食店では1店舗に1台をいれることはコスト的に難しいでしょう。
設置スペースが小さく、安価で量産出来る日が来ると良いですね。